2005年06月02日
”空気”のつくりかたとは?

昨日の夜はSOHOしずおか恒例ブレークスルーセミナーでした。今回の講師は谷山雅計さん。コピーライターの方です。これまでにされたお仕事の一部を紹介すると、新潮文庫のyonda?(あのパンダの絵の)キャンペーンや、東京海上日動火災保険のHelp!SMAP(稲垣五郎さんが外に出ると何が起こるかわからないといって家でひきこもってるもの)とか、ちょっと前になりますが、キリンのCMでハリソンフォードや伊東四朗がぐび〜っとキリンビールを飲んで”ですね!”とか”でしょ!”とか一言いうものも、谷山さんの作品だったそうです。映像でみせていただきましたが、ああ〜、これもそうなの?あれもそうなの?というものが多く、すごい人が静岡にきてるな!と思いました。
今回のテーマは”「空気」のつくりかた。”谷山さんは、世の中のコミュニケーションの主流は「納得」から「空気」へ変化たといいます。以前はテレビCMでも、紙面の広告でも、”ああこういうものなのか”と思わせるもの、つまり消費者を納得させるものが多かったそうですが、最近は、例えばペプシコーラの広告なんかだと”ペプシマ〜ン”と言うだけで、”納得”というよりもその場の”空気”をつくってしまう、というものが多くなっているそうです。確かに。ちょっと昔の”アサヒ・スーパードライ”の宣伝もそういった”空気”を残すCMでした。
広告を見ているひとが、見たいものを見せる、言ってみたい事を広告で言うのではなく、言わせる、やってみたいことをできるようにさせる広告はヒットする、とも教えてもらいました。これもJR東海のかに道楽のCMなどを例にあげて教えてもらったのですが、これはまた奥が深いのでここでは書ききれませんからやめておきましょう。
とにもかくにも、勉強になるすばらしいセミナーでした。さて、次回は7月28日(木)、講師には静岡生まれ、静岡育ち、静岡県立大学卒業生、そのブログ本は日経新聞も注目している!中川早紀さんをお招きしています。大勢の皆様の参加をお待ちしております!


Posted by back2 at 10:49
│ブレイクスルーセミナー